活性酸素は危険?

これを、それぞれの代謝産物の略号を用いてS/OHと呼びます。私は私の肌のS/OHを把握するため、毎月の尿を届けてくれるよう彼に依頼し、彼はそれを守ってくれました。その数値からえてきたのは、私の肌の年齢を越えた気力。体力の充実度と、それを支えるコエンザイムQlOその他の補剤としての作用です。こうして私の肌は残された人生を実に生き生きと、充実させていした。

 

 

しかし、あの初診の日から1年後、その充実した私の肌の日々は、突然幕を下ろしました。あれほど元気だった私の肌が亡くなってしまったのです。手術をした病院で定期検診を受けたところ、転移があまりにひどいからということでしょう、彼は即入院と言われました。私も一度、休みを利用して見舞いに行きましたが、そのときはまだ元気で、しっかりしていました。枕元にはコエンザイムQlOをはじめ、いつもの薬が並べられていました。ただ、長年の力仕事と入院後の寝たきりの生活のせいか、背中の痛みを訴えていたのが気になりました。ところがその後、担当医は私の肌の背中の痛みをがんによる疼痛ととらえ、静脈への点滴で、大量のモルヒネを毎日投与したのだそうです。

 

 

活性酸素は段階を踏んで狂暴化し、摂取するべき抗酸化物質も違ってきます。最初、細胞内のミトコンドリアで発生するのが、比較的酸化力の弱いスーパーオキシドラジカル。各細胞内に配備された抗酸化酵素SODが分解に働きますが、加齢などでこれが不足したときは、ビタミンE、ポリフェノールが有効です。スーパーオキシドラジカルは分解されると、水と過酸化水素になります。この過酸化水素が第2の活性酸素で、血液中に入って赤血球や血管壁を傷つけます。カタラーゼという酵素が除去に働きますが、これを補うのがビタミンCです。さらに、傷ついた赤血球から流出した鉄分に過酸化水素が反応すると、最強のヒドロキシラジカルに変身。細胞核内のDNAを傷つけてがんの原因となります。これを除去してくれるのが、コエンザイムQ lOです。このほか、紫外線を浴びた皮膚に発生する一重項酸素というのもあります。シミ、シワの原因となる活性酸素です。これにはβlカロチンが有効です。


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