欠かすことのできない物質

欠かすことのできない物質

彼は死の前日まで、私宛に尿を送り続けてくれましたが、それだけの量のモルヒネを打っても彼のS/OHは旺盛な生命力を示していました。それが、ある日突然。急激な下降線をたどり、私の肌は亡くなったのです。私には彼の死が信じられませんでした。「本当に彼はがんで死んだのだろうか」しかし、その場に居合わせなかつた私には、それ以上のことはわかりません。ただ、私の肌は、最後の日々を力一杯仕事をこなし、息子さんに仕事を教え、遠からぬ死を知りながらも充実して生きました。現在の日本の医学の常識では、手術をし、化学療法や放射線療法をやって、それでもがんが治らないと、「できることはやり尽くした。あとはホスピスにでも行くしかない」ということになるようです。しかし、人間はたとえその残された時間が短くても、気力と体力さえあれば、私の肌のように充実して生きることは可能です。「あきらめない」ことが大切です。そのためにも、患者さんが高いQOLを維持できるよう支えるのが緩和医療であり、そこに役立つのが補剤としてのコエンザイムQ lOだと、私は考えます。ですから男性がコエンザイムQlOを用いても、ちっともおかしくありません。むしろ疲労回復や健康維持のためには最適のサプリメントです。男性も積極的にご利用ください。この2つは同じものです。じつはコエンザイムQ lOには、このほかにもさまざまな呼び方があります。日本や中国では「補酵素Q lO」などと呼ばれることもあります。

 

またごく稀に、「ビタミンQ」と呼ばれることもあります。これはエネルギー生産を助ける補酵素であるコエンザイムQ lOの作用がビタミン類の働きに似ているという理由から呼ばれるだけで、実際にはビタミン類ではありません。日本国内では最初、コエンザイムQ lOはうっ血性心不全の治療薬として使用が開始されました。しかし、コエンザイムQlOは日常的に食べている食品にも含まれているものであり、同時に私たちの体内にも存在している物質です。つまり、非常に身近で、普遍的に存在する物質でありながら、生命活動に欠かすことのできない物質です。そのうえ、医薬品としての使用の過程で、安全性についても充分に確かめられていたので、近年になって厚生労働省から食品としての使用が認められ、現在では健康補助食品(サプリメント)として広く用いられるようになりました


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